2017年7月18日

蚊がいなくなるスプレーとコバエがいなくなるスプレーの違いは?

今回は登録販売者ならマスターしておきたい殺虫剤について勉強したので商品と一緒に紹介していきます。

ドラッグストアをブラブラしていると、愛用商品である「蚊がいなくなるスプレー」に似た商品で「コバエがいなくなるスプレー」という商品をみつけました。普段からつかってる蚊がいなくなるスプレーで十分コバエにも効果がある気がするのですが、なにか違いはあるのでしょうか?せっかくなので違いを調べてみることにしました。

似たような名前でコンセプトが同じなのですが、まさかの販売してるメーカーが違います。

メーカー
蚊がいなくなるスプレー:キンチョー
コバエがいなくなるスプレー:アース製薬

どちらもピレスロイド系の殺虫剤です。一定空間の虫を殺すということで、わたしは「空間除虫剤(くうかんじょちゅうざい)」と勝手に名付けて呼んでいます。

小虫はフラフラと動きが早く、どこからともなく発生します。個々に対処していくとキリがないので、空間にいる小虫を一撃で殲滅することができるスプレーがとにかく効果テキメン。バルサンみたいにあちこちカバーする必要はなく部屋にワンプッシュするだけです。

これさえあればホイホイするコバエポッド的なのも全然いらない。あれとれないし、すぐ効かなくなるのでスプレーがオススメ。

さて、長くなるといけないので、まず結論から言いますと、

「蚊がいなくなるスプレー」はハエ成虫にも効果があるしコスパもいいのでコバエがいなくなるスプレーを購入する必要性はない。

どちらもピレスロイド系の殺虫剤であり空間内にワンプッシュという点で共通している。蚊がいなくなるスプレーは1本で200プッシュできるのに対して、コバエがいなくなるスプレーは60プッシュしかできないが値段に差があまりない。
では、それぞれの商品についてみていこうとおもう。

蚊がいなくなるスプレーは対象が蚊だけのものと蚊とハエに効くものがある


この商品はホントにオススメです。1回プッシュってやると、部屋の中でウロウロとしている蚊がポトッと床に落ちて死にます。

夜に寝ているとき耳元でブンブンとうるさい蚊も、ワザワザ電気をつけて探し出さなくても、とりあえず、ワンプッシュしとけばいなくなります。

もちろん、人がいる空間でもつかえますが、個人的には、あんまり人がいるところでは使いたくないので、寝る前に使い終わった部屋にワンプッシュして寝室に向かうのが日課です。あと日中に使ってない部屋とかにもまいときます。

このスプレーはわりと強力なので、甲殻類や魚類にも効いてしまうそうです。ツイッターで水槽で飼っていたエビが死んでしまったというTLが流れてきたのでアクアリウムとかやってる人は使わないほうがいい。

蚊がいなくなるスプレーの種類


こんな細かいことこだわる人は少ないと思うんだけど、蚊がいなくなるスプレーにも成分の違いがあります。

フレーバータイプは今回は除外してその他の商品を比較してみると、3種類あるので表にしてみました。

商品名 蚊がいなくなる
スプレー
蚊がいなくなる
スプレー
蚊がいなくなる
スプレーPRO
日数 200日 255日 365日
持続時間 12時間 24時間 24時間
噴射回数 200回 255回 365回
香り 無香 無香 無香
有効成分 トランスフルトリン メトフルトリン メトフルトリン
効能 蚊成虫・ハエ成虫の駆除 蚊成虫の駆除 蚊成虫の駆除

ほとんど同じ商品名にも関わらず成分や効能が違います。中身をよく見ないとその違いはわかりません。

有効成分は2パターンでトランスフルトリンメトフルトリンがあります。

トランスフルトリンの方が幅広い虫に効果が期待できるので、蚊だけじゃなくってハエの効能も記載されています。メトフルトリンは持続時間が長いので24時間タイプになっています。また蚊に対する効果だけをみればメトフルトリンよりも強力なので蚊専用薬の扱いになっています。

ただ、効能には蚊しか書いてないとは言えども、だからと言ってコバエに効かないということはないとおもいます。おなじピレスロイド系で、コバエの方が蚊よりもサイズ小さいですからね。

ただ、蚊だけじゃなくってコバエもやっつけたいと思うならトランスフルトリンを選択した方が無難ではある。

蚊がいなくなるスプレーと蚊がいなくなるスプレーPROの違い


12時間タイプ蚊24時間タイプ化は成分の違いによりますが、こと「PRO」かそうでないかに関してはこれは割りと意味不明なので見ていくことにする。というのも、上記で説明しているが24時間タイプは同じ成分であるメトフルトリンが使われています。

PROと記載されているもののほうが強力そうなイメージなのですが、ここがわからない。成分は同じなので強さが違うとすれば濃度の違いになってくるとおもうのですが、普通版はピレスロイド系成分の濃度15.8%なのに対してPRO版は13.3%と期待に反してPROの方が濃度薄いのである。

なぜなのでしょうか。

ちなみに、普通版は1本で255日分で、PROは1本で365日分です。いちおうメーカーに確認したら成分は同じだけど日数が長くて大容量が入っているのが「PRO」だそうです。濃度の違いについては突っ込んでないのでわかりません。

ピレスロイド系の安全性について


個人的には殺虫剤と言えばキンチョーなのでキンチョーのピレスロイド系のページから引用します。

ピレスロイドは安全性が高い
・ ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。また、哺乳類・鳥類など恒温動物の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されてしまいます。

・ 動物の体内だけでなく自然界においても、光、空気、熱に触れると他の殺虫剤よりも分解しやすい性質があります。つまり、必要な時に必要な場所で効力を発揮して、その役目が終われば、すぐに分解されて消えていくという環境にも優しい殺虫剤です。
引用:ピレスロイドの特長は?|ウルトラ害虫(がいちゅう)大百科 | KINCHO 大日本除虫菊株式会社

体に入ってもすぐに分解されるし、その辺にスプレーしてもそのうち分解されるので蓄積されないってことなのでしょう。

私の使用感ですが、スプレー直後の空間にいると鼻炎が悪化するので、すくなからず刺激はあるのでしょう。

コバエがいなくなるスプレーとは

有効成分
トランスフルトリン
フタルスリン

適用害虫
ショウジョウバエ、チョウバエ、キノコバエなどのコバエ

有効成分にトランスフルトリンが使用されているので、これは「蚊がいなくなるスプレー」に使用されているものと同じものです。適用害虫は「コバエ」に特化したものになっているが「蚊」に効果がないということもないだろう。それにフタルスリンが追加になっています。ではフタルスリンとはなんでしょう?

ピレスロイド系の殺虫剤の仲間の特徴
フタルスリン:とくに速効性があり、ノックダウン効果が高い。
トランスフルトリン:揮散性が比較的高く、殺虫効果もすぐれている。
引用:ピレスロイドの特長は?|ウルトラ害虫(がいちゅう)大百科 | KINCHO 大日本除虫菊株式会社

Wピレスロイドのコンビネーションですね。効き目が長いタイプと短いタイプのコンビネーションです。

フタルスリンは即効性のあるピレスロイドです。直接噴霧することで効果をあらわします。こちらの商品は、空間除虫だけでなく直接噴霧も想定しているので、直接噴霧したら効いてるところが目にみえないと消費者はなっとくしない。

トランスフルトリンだけでも十分駆除できると思うのですが、トランスフルトリンは遅効性なのでその場で退治できずに物影で倒れられても、消費者はなっとくしない。目の前で駆除できていないと商品レビューに効かないとかかれてしまうのです。

その対策で即効性のある薬剤を加えたんだと思う。

直接噴霧も想定するなら「コバエがいなくなるスプレー」はオススメだけど、ポイント噴霧と拡散噴霧って相対するものだと思うので、拡散噴霧を想定して使うのであればそれ専用のものがおすすめ。

拡散度合いが効き目に直接影響する。

トランスフルトリンの薬剤を部屋に散布すると壁や床に付着してそれが少しずつ揮発して殺虫効果を発揮するので効き目がながい。ハエや蚊は壁に止まっている時間も長いので、壁にとまると付着した薬剤により退治できる。

ワンプッシュで済ませるということはとにかくこまい粒子で空気中に散布させて空気中を浮遊した粒子が壁などに付着する必要がある。ということで、特化した容器のほうがいいとおもう。

個人的には、キンチョーがすき。商品でいるなら「蚊がいなくなるスプレーPRO」がコスト面と効き目でおすすめです。365日分入っていても使わないとおもうかもしれませんが、これはあくまでも1部屋で使った場合です。他にも、トイレ・玄関・廊下・洗面所・各部屋で使っていくとすぐになくなってしまいます。

365日とあるがそんなにつかえるわけではない。
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