2017年4月1日

おしゃれなかゆみ止めMethod(メソッド)とピュアクイックS軟膏の紹介

今回は、登録販売者として新製品情報をお伝えしたいと思う。

紹介する商品は2つ
ライオン株式会社があらたにかゆみ止めのブランドとして立ち上げたメソッドシリーズと大鵬薬品工業から発売されたピュアクイックS軟膏です。

まずはライオン株式会社から発売されたMethodから解説していきます。

Method(メソッド)


シートタイプとクリームタイプがあるのですが、特徴的なのはやっぱりシートタイプですよね。

外出先で使いやすいというコンセプトで売り出されていますが、ちょっと高いのが残念です。10枚でメーカー希望小売価格が700円なので1枚70円もします。
容量・価格
商品名容量希望小売価格(コ)
Method WOクリーム
(第2類医薬品)
25g 1800円
Method シート
(第3類医薬品)
10枚
(個包装)
700円

成分はたいしたの入っていません。ステロイドでもないのでかゆみに対してはマイルドに効いてきます。

目新しさはあるけど、そもそもシートタイプである必要性はまったく感じない。持ち運ぶのに便利だとか書いてあるけど、いつもリンデロンVG軟膏を化粧ポーチに忍ばせている私としては軟膏を持ち運ぶことに不便だと感じたことはないし、不便と感じる人もあまりいないだろう。

せっかくなので成分も見ていこうと思う。

『Method WOクリーム』1g中『Method シート』100mL中
ジフェンヒドラミン 10mgジフェンヒドラミン塩酸塩  2.0g
クロタミトン    20mgグリチルリチン酸二カリウム 0.3g
ウフェナマート   50mgアラントイン        0.2g
アラントイン     2mg

クリームとシートでは配合されている成分が違うの注意です。

Methodシートの成分解説


シートタイプの場合は、かゆみ止めとしてはジフェンヒドラミンがメインの成分になってきます。このジフェンヒドラミンは市販薬のかゆみ止めとしては最もよく使われている成分で、ノンステロイドタイプでかゆみ止めと言われる製品のほとんどがこの成分です。

シートタイプでなければ似たような配合のかゆみ止めはたくさんあります。ジフェンヒドラミン配合で携帯に便利な商品はムヒやウナコーワなんかがあります。虫刺されの薬として有名な商品ですね。虫刺されじゃなくても、効能効果に「かゆみ」とあるので、ちょっとしたかゆみ止めとして塗ってもかまいません。

プチウナなんかは携帯性に特化しているのですごくコンパクトです。少量なので価格も安価ですね。
主成分はジフェンヒドラミンですね。あとメントールとかいれてスースー感でかゆみをごまかす効果もありません。

ジフェンヒドラミンは医療用で言うレスタミンコーワクリームに使われている成分です。抗ヒスタミン薬というカテゴリーの薬で、かゆみの原因になるヒスタミンの働きをブロックしてかゆみを起こしにくくします。あと蕁麻疹なんかにもつかいますよね。

かゆみ止めとして使うなら、個人的にはステロイドが入っている方がオススメですけど。市販薬で◯◯α(アルファ)ってついている商品がプラスアルファとしてステロイド配合している傾向にある。Exとかついてくると市販薬の中では強めのステロイドを配合している傾向にあります。

グリチルリチン酸二カリウムとかはおまけみたいな成分ですね。えいちおうは消炎剤です。炎症を鎮める目的で配合されています。医療用で言うとデルマクリンA軟膏とかにつかわれていますね。

かゆみ止めとしては珍しいのが肌組織修復成分のアラントインが配合されています。市販薬特有の成分で医療用にアラントインの塗り薬はありません。傷痕が消えるスゴい成分なら医療用にしても需要は大きいだろうに、でも、医療用にないんです。なぜなのでしょうか?憶測ですが「効かないから」だとおもいます。憶測ですよ。

さて、アラントイン配合の塗り薬で有名なものと言えばアットノンです。傷痕を薄くするとかでCMやってますね。

CMでは「あと」が消えていく様子がイラスト化されていますが、あんまり過度に期待しない方がいいです。かゆみ止めに配合する意図は「刺激に弱くなった肌を修復する」ためだそうです。

アラントイン配合した製品って価格が高くなりがちなんですよね。

ついでなので、Methodクリームについてもみていくことにする。

Methodクリームの成分解説


クリームの方はウフェナマートまではいってるしW/Oタイプなのでノンステロイドのかぶれの薬としてはなかなかい感じだとおもう。商品名にWOとつけているところを見るとアピールポイントなのだろうけど、W/Oクリームであることをメリットとして選ぶ人はすくないとおもう。

W/Oは油の中に水が分散したWater in oil(W/O)型のクリームのことで、油が外側にあるので軟膏に近いテクスチャーで保湿力が高いのが特徴です。
参照:『Method WO(メソッド ダブルオー)クリーム』『Method(メソッド) シート』 | ライオン株式会社より

このW/OとO/Wとで違う有名な商品としては、ヒルドイドソフト軟膏とヒルドイドクリームがあります。

ヒルドイドソフト軟膏はW/O型で、ヒルドイドクリームはO/W型です。

処方量はヒルドイドソフト軟膏の方が圧倒的に多いですよね?W/O型の方が油分が多いから保湿力があって、油が外部からの刺激から守ってくれるバリア機能も高くて使いやすいからなんです。

さて、シートタイプには配合されていないウフェナマートとクロタミトンいうのがクリームタイプには配合されていますが、どういった成分でしょうか?

ウフェナマートは医療用で言うところのコンベック/フエナゾールに使われている成分ですね。ノンステロイドの炎症を鎮める成分です。

クロタミトンはかゆみ止めです。医療用で言うところのオイラックスクリームに使われている成分です。温感神経に働きかけて、つらいかゆみを止めます。

ということで、Methodクリームは、
・レスタミンコーワクリーム
・オイラックスクリーム
・コンベック/フエナゾールクリーム

これらの成分が配合されて、さらに組織修復成分のアラントインを加えたというないようです。なかなかいい感じの内容だと思います。

携帯にすぐれた2gチューブのピュアクイックS軟膏


もし10gタイプのものが大きくて邪魔だとおもうのであれば、最近ではおしゃれデザインの2gチューブのかゆみ止めも発売されています。こちらは化粧ポーチに一緒にいれるみたいなコンセプトなのでデザインが化粧品っぽくかわいくできています。
参照:ピュアクイックS軟膏~女性の声から生まれたミニサイズのステロイド軟膏~ | 大鵬薬品工業株式会社

化粧ポーチにいれるとこんな感じになるようです。2本入りで1000円くらいです。
ただ薬局で働いていると2gチューブみると「痔」の軟膏に見えてしまうんですよね。強力ポステリザン軟膏とかヘモレックス軟膏が1本2gなので。外出先で2gチューブを取り出して塗ってるところを医療従事者にみられると、えっ!?痔の薬を首に塗ってるのとかおもわれるリスクがあるかもしれない。

成分・分量(1g)中
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル1.5mg

いわゆるPVAってやつですね。市販のステロイド外用薬のなかでは強めの部類になります。医療用で言うとリドメックスクリームと同じ成分です。

ということで、そこまで強いわけではない。リンデロンVG軟膏とロコイド軟膏の中間くらいの強さです。わかりにくくてすみません。

ステロイドの単剤なのが個人的にはおすすめポイントです。市販薬はごちゃごちゃと配合したものが多いのですが、かゆみ・かぶれに関してはステロイド入っているならそれで十分です。

もし、これでダメなら他のを試すよりも病院へ行ったほうがいいです。

しかも軟膏タイプなので、界面活性剤が配合されているクリームよりは断然低刺激です。かゆみが起きているときは肌が過敏になっていることが多いのでなるべくは低刺激のものをチョイスしたいですよね。なので軟膏がいいです。

効能・効果
湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、虫さされ、じんましん

そういえば、こちらは市販のステロイドにはめずらしく顔にもつかえるそうです。根拠はメーカーのQ&Aです。
Q.顔にも小範囲であれば使用することができますか?
A.使用はできますが、広範囲に対しては使用しないでください。
参照:よくあるご質問 | ピュアクイックS軟膏 | 大鵬薬品工業株式会社

リドメックス同じ成分なので顔に使うこともありますよね。市販のステロイドの薬は顔にはつかってはいけないというのは思い込みだったみたいで、局所的になら塗っても構わないようです。ただ、目の周りは顔の中でも特に皮膚がうすいので避けた方が無難でしょう。

まとめ


Methodのシートは微妙だけど、クリームの方はなかなかいい感じです。ピュアクイックS軟膏は市販のかゆみどめでステロイドを試したいという人にはオススメの内容です。